反古代用紙を柿渋染めにし、金の紙と市松にした屏風の新調です。
「古い感じの屏風」をご所望でしたので、古い雰囲気を醸し出すため「反古代用紙」を柿渋染めにして使用。また、安価に作成するため「襖骨・襖縁」を使用しました。裏面は茶色の雀型。
反古紙(ほぐし・ほごし)とは古い使い古しの和紙。多くは大福帳などです。昔の和紙は化学物質なども含まず丈夫で、また年月を経過した和紙は伸縮が少なくなるため、狂いが少なく、上質の襖や屏風などの下張りに使用します。当店でも「本襖」にはこの「反古紙」を使用します。また、お茶室の腰張りに反古紙(ほぐし・ほごし)を使用することもあります。
*今回、屏風に張り込んだ反古紙は「代用品」です。
*写真をクリックしていただくと大きめの写真をご覧いただけます。 | |
【反古柿渋紙と金の市松・二曲屏風】 | |
柄:反古柿渋紙と金の市松・二曲屏風 | |
骨:屏風骨(四分子骨) | |
下張り:上下張り(純楮和紙) | |
紙:反古代用紙を柿渋染め・金和紙 | |
染め色:--- | |
縁:--- |