お寺の襖(ふすま)

お寺の襖(ふすま)

和柄 熨斗の襖(ふすま)

「HPを見て連絡しました」とお電話を頂戴し、寄せて頂いたのは大阪・堺市の玉圓寺様。特にロータスの襖をお気に召して頂き、ご連絡頂いたとのこと。現存の襖はすべて紋型押しの襖で統一されていましたが、お部屋ごとに襖を変えて雰囲気を一新したいとのこと。お部屋ごとに紙色などを吟味して様々な襖を設置する事になりました。

大広間には、お気に召していただいたロータス。紙は越前手漉雲肌の和紙。ロータス=「蓮」。仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされているのだとか。(wikipediaより引用)

玄関に近いお部屋は頻繁に使用されるとのことで、落ち着いた「萩」の襖を設置。こちらの紙も越前手漉雲肌の和紙。紙料の渦が妖艶に輝きます。畳は大江畳店さんで紺色の琉球畳を新調をされました。二間続きのお部屋、はす向かいになった押入には越前手漉和紙とマットな銀紙で作成した市松のふすま。廊下突き当たりの収納扉は「熨斗の襖」と「濃い紺色に銀の紋型ふすま」としました。また、本堂横廊下に安置されている仏様背面の金壁の金紙は傷がついていたため張替をし、今回アクリルカバーを取付ました。

副住職様より「ご縁があったのですね」とのお言葉を頂戴いたしました。昨今「縁がある」という言葉をよく耳にし、「ほんとうに…」と心から感じます。またこのご縁を機に、今後共よろしくお願いいたします。<(_ _)>

*肝心のロータスの写真がありません!撮影し忘れておりました…(T.T) スミマセン

*写真をクリックしていただくと大きめの写真をご覧いただけます。
施工前 萩柄の襖 源氏襖(ふすま)・萩の柄 施工前 越前手漉き和紙・市松の襖
市松の襖 紋型の襖 壁に金箔紙を張る    
*すべて張替(襖骨・縁・御殿引手:既存品)
【熨斗】 【萩】 【市松襖】 【紋型襖】 【洋金平箔押し】
襖紙:上新鳥の子+洋金平箔押し 襖紙:越前手漉雲肌(錆青磁色) 襖紙:越前手漉和紙+銀紙 襖紙:上新鳥の子 襖紙:洋金平箔押し
柄:熨斗 柄:萩 柄:市松 柄:紋型(雲母摺り)  
         
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