芭蕉布の襖(ふすま) 大阪

芭蕉布の襖(ふすま)

芭蕉布の襖紙(ふすま紙) 芭蕉布は沖縄の手織りものとして大変有名な布です。確かにもともとは、沖縄の芭蕉布を使って作られたふすま紙を「芭蕉布」と呼んでいたようですが、今日では、沖縄の芭蕉布を使って作られているふすま紙はほとんどありません。現在、芭蕉布の襖紙(ふすま紙)と呼ばれるものの生産地は静岡です。かつては「西の芭蕉布、東の葛布」と云われ、東の高級旅館や料亭、旧家などでは葛布を高級襖紙(ふすま紙)とし、それに対して、西の高級旅館や料亭、旧家などでは芭蕉布を高級襖紙(ふすま紙)として利用されてきたとか。

芭蕉布の襖紙(ふすま紙)は、縦糸に麻糸を使用し、横糸に芭蕉繊維を使用した織物で、紙で裏打ちされた織物の襖紙(ふすま紙)。

かなり丈夫で、設置されたお部屋の環境にもよりますが、数十年は使用することができるふすま紙です。

芭蕉布
芭蕉布