襖縁(ふすまふち・ふすまフチ)はふすまの外周を囲ってふすまの強度を増す役割と、ふすまを開閉する際手アカなどでふすま紙を汚さないようにする役割をはたします。
*木の目を生かした襖縁(ふすまふち・ふすまフチ)です。
現在、生地の襖縁(ふすまふち・ふすまフチ)で主流となっているのは「スプルース」や「目はじき」です。
漆塗りのふちは、熟練の職人さん(塗師屋さん)の手で作成されます。この長いふちに漆を均一に塗るのは難しいらしく、かなり限定された職人さんの中で作成されているようです。漆ふちは、地方によって呼び名が異なり、通常書籍で「花塗り」と呼ばれる「油分を含んだ漆を塗り、乾かすだけで研ぎ出さない技法。」関西では上等の物を半田中入(書籍等では上花塗り)、並のものを通例(三方塗り)といいます。また、磨き仕上げされた縁を「呂色」といい、さまざまな色目や技法があります。
漆塗りの代用品として作成されたのが「カシュー」と呼ばれる襖縁(ふすまふち・ふすまフチ)です。現在は、この塗りが主流です。「カシュー」とはカシューナッツからつくられた塗料のこと。基本的に、「漆塗り」で作成される技法をまねて作成されているので、漆ふちと同じようなカシューの襖縁(ふすまふち・ふすまフチ)があります。
*パソコン画面では実物と色が多少異なります。ご了承ください。
シオジ(国産材)
クワ(国産材)
桧(国産材)
杉(国産材)
米桧(外材)
スプルース(外材)
目はじき(外材)
米杉(外材)
ラッピング(集成材)
カシュー黒
カシュー黒(つや消し)
カシュー黒溜(手塗り)
カシュー赤溜
カシューうるみ