障子
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障子
「障子」とは?
障子は古い歴史を持つ建具で、昔は「明かり障子」と呼ばれていました。その名の通り、障子の大きな機能のひとつとして採光があげられます。障子越しに入る光はデリケートで柔らかく室内に表情豊かな空間を生み出し、窓と障子の空間によって室内の保温性を高めます。
障子骨材について
最高級品では「赤杉」「備州ひのき」などが有名です。さまざまな雑誌にいろいろと書かれており、地方によって、また店舗によって使用する障子骨の材も異なります。「松材」は「松ヤニ」が出るため、嫌う建具屋さんも多く、当店ではほとんど使用しておりません。一般的によく使用されるのは「スプルース」です。
障子骨材 特 徴
赤杉
(国産材)
赤みをおびた心材の柾目杉。 杉独特の柔らかさと上品な木目が特徴。高級造作材として長年使用されている

備州ヒノキ
(国産材)

材は緻密で、均質。材の産地により性質が異なる。建具材としては安定した人気がある。座敷の障子には伝統的にヒノキが使用されていることが多い
米ヒノキ
(輸入材)
心材は黄褐色ないし桃褐色で、日本のヒノキに比べて濃色。木目は精。耐久性は高く、加工し易く、狂いが少なく、乾燥すると寸度の安定性がよく、製品の仕上がりがよいなどヒノキと材質がよく似ているため、その代替品として広く用いられている
米杉
(輸入材)
ネズコ(ヒノキ科)と同種で、杉ではない。良材の大径木が産出し、杉に色目が似ていることから「米杉」と呼ばれる。木目は密で通直、軽軟で加工性はよいが表面の仕上がりは中程度。アレルギー症状が出ることもあり要注意
スプルース
(輸入材)
木目は通直、木肌は密で軽軟なため加工性が良い。早材が軟らかい反面、繊維は強いため、建具を繊維方向に強く搾ると表面が剥げることがある。色焼けする
障子骨組子による名称
■「腰付障子」腰板の付いた障子
【腰付障子】 【腰高障子】  
腰付障子
腰高障子
 
障子の下部に板の入ったもの
障子の下部高めまで
板の入ったもの
 
■「水腰障子」腰板のついていない障子
【荒間障子】(益子障子) 【横繁障子】 【竪繁障子】
荒間障子
横繁障子
竪繁障子
荒い組子のもの
横方向に多く組子が
入っているもの
縦方向に多く組子が
入っているもの
     
【吹寄障子】    
吹寄障子
   
縦組子が寄って
配置されている障子
   
■障子建具内に小さな障子がはめ込まれ、上下左右に動かせる障子
【摺上げ(雪見)障子】 【片引き猫間障子】 【引分け猫間障子】
摺上げ(雪見)障子
片引き猫間障子
引分け猫間障子
■障子建具内にガラスが入ったもの
【直ガラス障子】 【横額障子】 【竪額障子】
直ガラス障子
横額障子
竪額障子
■その他の障子
【掛け障子】 【太鼓障子】 【角丸障子】
掛け障子
太鼓障子
角丸障子
主に茶室に用いられる障子。上桟の2カ所を掛け金具に引っ掛けて使用する。茶室使用の障子骨は全体的に細めとなる
襖フチを付けて
両面から障子紙を貼った障子
組子の内側四方の角が
丸くなった障子
参考文献「襖考」