襖(ふすま)のオーダーメイド・デザイン 大阪

襖(ふすま)の機能とは?

は主に「部屋と部屋の仕切り」として、また「押し入れ」に使用されています。
はシチュエーションによって「小部屋と小部屋をつなげて、大広間として使用する」ことを前提として木と紙でできた世界に類を見ない「軽い扉」。あの、物理学者・アインシュタインが日本を訪問した際、指一本でスムーズに動くに驚いたと言う逸話も残っている程です。

襖(ふすま)は昔から、すべてがオーダーメイドだということをご存知ですか?
襖の張替え価格やの新調価格は、襖骨・紙・フチ・引手の組み合わせと紙の貼り手間で決まります。フチ・引手の組み合わせでもかなりな数になりますし、そこへ「紙の変化」が入ると既存の紙だけでもデザインは膨大な数。オーダーメイドだからこそ、さまざまなデザインを作る事が可能となります。

張替えの際に「以前とはちょっと雰囲気の違った部屋にしたい」と簡単に雰囲気のデザイン変更を考える事ができるのは、この「」特有のものです。昨今では紙の種類も豊富なのでさまざまな雰囲気のお部屋デザインご思案して頂けると思います。

襖(ふすま)はすぐに破れる?

はすぐに破れるから…」とよく耳にしますが、何重にも紙が貼られると(当然ですが)は丈夫になり、少々の事で破れる事はありません。問題は「下張り」と「上張りの紙の種類」です。の張替えをお受けし、そのを見てみると「下張り」されていないものを多く見かけます。確かにデザインは大切ですが出来上がって見えなくなってしまうところが非常に重要です。「下張りがされた」と「下張りされていない」では、「丈夫さ」という面でかなり異なります。

また、襖の骨組みは主に「木」ですが、時代のニーズと共に骨もバリエーションに富み、現在ではさまざまな種類の骨があります。
安価な骨はダンボールや発泡スチロールで出来たものとなり、縁のみが固いため時間の経過とともに中心部分が空いてくるなどの問題が生じ、基本的には張替えができません。

現在、一般的に使用されているのは「チップ」 と呼ばれる骨です。当店では新調の際にはこの「チップ」を主に使用し、法具紙を貼ってから上張りすることをおすすめしております。本であれば下張りを少なくとも3~4回、上等のものは10回の下張りをしたものですが、コスト的にかなり問題となるため、簡素化した骨を使用しております。この骨なら張替えも出来、長くご使用いただく事も可能。さらにコスト面でも優れています。
ご要望があれば当然、昔ながらの本も作成させていただきます。