葛布とは、お料理に使用する「葛」や漢方薬の「葛根湯」の葛を使用したもの。葛布は日本の原始繊維の中で最も軽く、保温性に優れ光沢があります。かつては「東の葛布、西の芭蕉布」と言われ高級襖の代名詞となったほどのふすま紙。一流料亭や旧家に多用されてきました。
設置後すぐは写真のように白っぽいのですが、10年程のゆっくりとした時間をかけて飴色に変化します。葛布の襖は使用によっては20年から50年張替えの必要がないと言われる程、丈夫な襖紙です。
| 【葛布の襖】 | |
|---|---|
| 柄 | --- |
| 骨 | チップボール |
| 下張り | 上下張り(純楮和紙) |
| 紙 | 葛布 |
| 染め色 | --- |
| ふすま縁 | 女桑 |
| 引手 | 木製丸 |