リビングに「秋草」、そして和室に入ると「桜」。今回の襖(ふすま)は、秋と春がメインとなっています。設計の段階からお客様と一緒にお越し頂きましたstudio6th 様からのご紹介です。
リビング側は、日の光があたるとの事で、国産楮濃墨染めの紙に「秋草柄」を。墨染めの紙は、ガンガン光に当たってもほとんど色褪せを起こしません。リビングから正面の吊り押し入れにはマットブラック(MB)黒の襖(ふすま)紙に「爛漫柄」。横の押入にはアールの飾り張りの襖(ふすま)を。部屋内からリビング側の襖(ふすま)は赤の無地柄です。住まい手のお客様のご希望で、なかなかカラフルな和室になりました。
リビング側の襖(ふすま)は、三枚建て。お住まいになるお客様は常に和室とリビングは開けてお過ごしになられており、納戸の出入り口とリビングの出入り口の襖(ふすま)を兼用でご使用になられるのだそうです。就寝時には、和室を仕切り、来客の際には納戸のところを閉めておく。きちんと住まい手の声を拾って設計されていることがよく分かります。
また、今後ともよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
【秋草の襖】 | 【爛漫の襖】 | |
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柄 | 秋草(町家ふすま) | 爛漫(町家ふすま) |
骨 | チップボール | チップボール |
下張り | 上下張り(純楮和紙) | 上下張り(純楮和紙) |
紙 | 国産楮墨染め和紙 | マットブラックMB |
染め色 | 胡粉・雲母・金パール | 胡粉・雲母・金パール |
ふすま縁 | 加州 | 加州 |
引手 | サービス品 | サービス品 |