「おしゃれな黒い障子にしたい」とご来店いただいたのが事の始まり。初めは「障子骨を替える」というお話しでしたが、後日、奥様とお嬢さんと一緒にご来店いただき「ふすまを替えないと、部屋の雰囲気がかわらない」というお話しになり、当初お話しにあったプランではなく、障子は既存のものを使用し、紙に変化を付け、ふすまを替えることになりました。
障子には「黒い紙」と、ふすまに付けた「伊勢型紙・波梅」とお揃いになるように柄付けをしました。光を通すと伊勢型紙の柄が浮かび上がります。ふすまは、使い捨てスタイロふすまであった箇所は新しく作成し、張替できる戸ふすまは元々の物を利用して張替で。現代風の和空間となりました。
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【黒い障子紙と伊勢型紙「伊勢型紙・波梅」】*すべて張替 | ||||
押入:2枚/戸ふすま:2枚/障子(大):2枚/障子(小):2枚 | ||||
襖骨:既存品/上質下貼り(楮和紙仕様) | ||||
紙 :越前手漉き雲肌 K-2027(墨色)・越前手漉き雲肌 b-349(丁字茶色) | ||||
染色:胡粉/チャコールグレー(特色) | ||||
フチ:加州艶消 | 引手:銀古美虫喰丸(真鍮製) |