大江畳店様よりご紹介頂いたお客様です。時代箪笥をご購入されたことがきっかけで、和室のリフォームをされることになり、畳から始まり、壁紙の張替。そして、襖(ふすま)を当店にご依頼頂きました。既存の襖(ふすま)は、スタイロ骨。基本的には使い捨ての襖(ふすま)となるため、今回、襖(ふすま)はすべて新調をさせて頂きました。紙は「越前手漉き和紙・雲肌」。ご依頼頂いたお客様にこの紙をとてもお気に召して頂き、メインとなる襖紙(ふすまかみ)はすべてこの手漉き雲肌和紙となりました。
今回は、空間ごとにさまざまなイメージの襖(ふすま)を納品させて頂きました。時代箪笥のお部屋には「京からかみ・つぼつぼ」。茶方好みのこの柄は、本格的なお茶室でもよく目にします。胡粉で摺られたベタ面には、ねっちょりとした木版ならでわの摺り型が見えます。玄関すぐの廊下には、大きな絵画のように「町家ふすま・lotus(ロータス)」。ご家族で過ごされるリビングには「変形伊勢型紙(菊唐草)」。
紙に変化を加えるだけで襖(ふすま)を開けるごとに、異なる雰囲気の空間が広がります。
これも襖の醍醐味です。
【和室のリフォーム・襖 (ふすま)「京からかみ・つぼつぼ」】 *すべて新調 | |||||
京からかみ「つぼつぼ」 | 町家ふすま・lotus | 町家ふすま 変形伊勢型紙(菊唐草) |
|||
襖骨:チップボール骨 | 襖骨:チップボール骨 | 襖骨:チップボール骨 | |||
紙 :越前手漉き雲肌 | 紙 :越前手漉き雲肌 | 紙 :越前手漉き雲肌 | |||
フチ:女桑 | フチ:女桑 | フチ:女桑 | |||
引手:花木瓜(銅製) | 引手:金底竹丸(銅製) | 引手:十二月(真鍮製) |