「着物をふすまにしてくれる所はないかと探していて、HPにたどり着きました」とお電話を頂戴しました。
着物張り込みのレイアウトは、ご主人よりご指示頂き、今回の「着物deふすま」が完成しました。
二種類のお着物をお預かりし、まずは着物の裏から和紙を張る「裏打ち」作業を行います。着物生地の周りには「筋廻し」。掛軸に使われている技法を用い、細い筋の生地を廻し入れ、手漉き和紙「本鳥の子」のふすま紙とつなぎ合わせて作成します。
「表具」には、紙や裂地を使用するさまざまな技法がありますので、着物だけではなく、お気に召した生地をふすまにすることも可能です。
お客様にも大変お喜び頂いた様子!何よりうれしく思います。続いて、息子様のお宅のふすまのご依頼を頂戴しました。ありがとうございます!今後ともよろしくお願いいたします。<(_ _)>
*写真をクリックしていただくと大きめの写真をご覧いただけます。 | |||
【着物を使った襖(ふすま)の張替「着物deふすま」】 *すべて張替 | |||
襖骨:既存品 *坊主仕様 | |||
引手:座付き透かし「梅」/赤銅取手丸 | |||
下張:上下張り | |||
襖紙:越前手漉本鳥の子(銀鼠色) | |||
着物:支給品 | |||